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【感染症情報】百日咳とマイコプラズマ
2025.08.06
夏なのに、とにかく咳をしている人がたくさんいます。季節的にはあまりない状況だなと感じています。喘息なのか?感染症なのか?と、私は常に考えて診療しています。
◎百日咳:0~1歳で4回接種する『三種(時代により四種、五種)混合ワクチン』の効果がなくなってくる小学生以降~成人で主に発症します。もちろん未接種の新生児や乳児は重症化や死亡リスクあり非常に危険です。
現在、夏休みですが、学童や部活などを中心に年長児から大人まで感染がひろがっていると考えられます。咳がひどいなと思ったらなるべく早いタイミングで受診し、適切な診断と抗生物質の投与をすることがカギになります。咳がつづく、夜中睡眠中に息がつまる発作がでる、等の症状があれば、百日咳が疑われるため、小学生以上では(成人も)血液検査を行い確定診断を行っています。
◎マイコプラズマ:過去に何度もブログで書いていますので、皆さんご存知かと思います。一昨年、去年も多かったのですが、今年もまたみられています。こちらも、乾いた咳がつづき、肺炎を起こしやすいといった特徴があります。マイコプラズマ肺炎は、『非定型肺炎』といって、熱は出る人と出ない人がいます。熱が出てちゃんと受診すれば、肺炎の診断はつきやすいのですが、問題は、見た目元気そうな熱がない人たちです。病院を受診せずに、咳止め薬などを漫然と飲んでいて、適切な診断と治療を受けていない場合が要注意です。学校や仕事に行って感染を拡げているかもしれません。
マイコプラズマの咽頭検査は、偽陰性が非常に多いため、当院では開院当初より行っていません。適切なタイミングで採血を行い、血清学的に診断をつける必要があります。
百日咳もマイコプラズマ等の非定型肺炎の診断も、専門家の知識と経験がないと、とても難しいのです。
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