埼玉県 越谷レイクタウンの小児科・アレルギー科

前回の投稿をした翌週から、予想通りコロナの陽性者数が増えてはきました。発熱患者さんの人数は、比較的多く、また当院では積極的に検査を行っている為か、外来には遠くからも患者さんがいらっしゃっており、こみ合っています。

しかし、多くの子どもたちは夏休みに入っているためか、小児のコロナの陽性率はそれほど高くはありません。(手足口病等のいわゆる夏カゼが結構な数います)

コロナが陽性と出るパターンの多くは

①家族内感染

②学校、幼稚園、保育園、職場等の感染、集団感染(クラスター)

当然ですが１人ポツンといきなりコロナになる訳ではなく、『感染症』ですから必ず周囲の誰か(人)からうつるのです。

正直、家族内感染はしょうがないですね。対策にも限界があります…。

一般的な環境では『こまめな』うがい・手洗い・手指消毒、それと換気。これが極めて重要。屋内や密になる環境では『必ず』『正しく』マスク装着を行うこと(暑い屋外は、人との距離があればマスクは適切にはずしましょう)。

これらは私が最初から変わらず、ずっと言い続けていることです。守るべき重要なポイントは、デルタでも、BA.5でも、特に変わりません。マスコミ等の『感染力が何倍！』なんてどうでもいい話です。そんな言葉に踊らされず、やるべき対策を続けましょう。

それと、感染者は一定期間隔離が必要ですが、明らかに健康な無症状の人の『移動制限』これは感染拡大・終息どちらにも全然関係がないと思っています。